早期英語教育のメリットと、気になるデメリットとは?結局いつから英語を学ばせたらいいの?

皆さん、こんにちは。エイプリル イングリッシュアカデミー代表の林田です。英語教育の必要性が高まっている今、幼児期から英語を学ばせようと考えるご家庭が多くなり、学校教育でも小学校から英語の必修化が始まっています。

早期英語教育については否定的な意見を持つ専門家も多く、英語を早く学ばせたいと考えるご家庭でも実際どうなの?英語は何歳から学ばせたらいいの?と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

インターナショナルプリスクールを長年運営し、そこから巣立っていく様々なお子さんの成長を見てきた経験から、早期英語教育のメリットとデメリットについて考えたいと思います。

目次

  • 早期英語教育のメリット
  • 早期英語教育のデメリット
  • 結局いつから英語を始めたらいいの?
  • まとめ

早期英語教育のメリット

1、ネイティブの発音を聞き分ける力、リスニング力が身に付く

英語には、日本語にない様々な音があり、大人になってから学んでも正しく聞き取れなかったり、発音できないものがあります。英語の音を聞き分け、意味を理解するリスニングの力は、耳の発達段階にある子供のうちから始めた方が断然身に付きます。

2、正しい発音で話す力、英語脳が身に付く

英語特有の音を聞き分けて英語を理解することができるようになると、正しい発音で話すことができます。また頭の中で英語→日本語に訳すことなく、英語のまま頭の中で考えて話すことができる、英語脳が身につきます。

3、フォニックスを学ベば単語を読む、書く時にも苦労しない

フォニックスを学び、アルファベットの音とスペルのルールを幼いうちから学べば、単語のスペルを覚えるのに苦労することはありません。フォニックス学習で音を聞き分けることができれば、単語のスペルは丸暗記しなくても書けるようになります。

4、英語への抵抗感なく、自然な形で文法が身に付く

幼い頃から英語で会話ができるようになると、勉強をしなくても自然と基礎的な文法が身につきます。将来本格的に英語を勉強する際にも、基礎ができていることでスムーズに学ぶことができるでしょう。

早期英語教育のデメリット

一方で早くから英語を学ぶことについては否定的な意見を持つ専門家もいます。懸念されている点とは一体どのようなことなのでしょう。

1、セミリンガル(ダブルリミテッド)への懸念

セミリンガル(ダブルリミテッド)とは、いくつかの言語を獲得したものの、どの言語も熟達度が母語と言える水準に達していない人のことを言います。

インターナショナルスクールにいると、海外から赴任してくる様々なご家庭の中には、両親が違う言語を話し、転勤で色々な国へ引越しすることで、子供の母国語というものが定まっていないケースがありました。

私自身海外に留学していた頃にも、セミリンガルの海外の留学生に会ったことがあります。両親の国籍が違い、家族で様々な国に転勤を繰り返してきたことで、本人は5か国語ほど話すことができるのですが、どの言語も中途半端で母国語がどれなのかわからないという状態でした。しかし、この方々の環境というのは特殊な環境であると言えます。

2、日本に住みながらセミリンガルになる可能性はある?

日本で生まれ育ち、両親が日本人のお子さんがいくら幼少期から英語教育を受けたからと言って、日本語が中途半端になってしまうということはありません。

私が英語を教えていたインターナショナルプリスクールで、幼稚園にいる間英語のみの環境で過ごしたお子さんであっても、ご家庭での会話が日本語であれば日本語の方が得意になりますし、小学校に入れば一斉に1年生から国語の授業が始まり、日本語の学習が始まります。

英語力の維持で苦労する事はあっても、日本語に支障が出たり国語の成績が問題になったという話を聞いたことはありません。英語はあくまでも第二言語なのです。

ですが、小中学校をインターナショナルスクールに進学するとなると話は別です。

義務教育が始まり、人格形成がなされていく小学校以降の教育を英語の環境で過ごすのであれば、その後中学校、高校、大学などの進路についても慎重な計画のもとに決断する必要があります。曖昧な計画で英語がしゃべれるように、という理由だけでインターナショナルスクールを選ぶのは注意が必要です。

結局いつから英語を学び始めたらいいの?

英語教育を取り入れて、英語の音を聞き分けられる耳を作るという意味では、赤ちゃんの頃から英語の音楽を聞いてみるなど、1日10分でいいので英語に触れることが絶大な効果を発揮します。何歳からでも始めるのに遅すぎるということはありませんが、出来るだけ小さいうちから少しでも英語を聞くことに慣れておくのは大変おすすめです。

懸念されるセミリンガルについては、本格的に小中学校教育をインターに行くという選択をする方でなければ、全く心配する必要はないでしょう。

まとめ

早期英語教育といっても様々で、インターナショナルスクールや英会話教室に通わなくとも、今は自宅で英語に触れられるコンテンツが沢山あります。英語の音楽を何となくかけてみたり、英語のアプリをゲーム感覚で楽しんだり、というような子供が楽しめるものから初めてみてはいかがでしょうか。

また、インプットの学習と合わせて、オンライン英会話などで実際に会話の経験をすることもとても重要です。

エイプリルイングリッシュアカデミーでは、英語4技能に特化したコースでバランスよく英語学習ができ、隙間時間を使って十分英語を話せるようになります。

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