インターナショナルスクール、プリスクールは幼保無償化の対象になるの?
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皆さん、こんにちは。エイプリル イングリッシュアカデミー代表 Nagataです。令和元年10月より、「幼児教育・保育無償化制度」がスタートしたことにより、幼稚園、保育園、こども園などを利用する3歳〜5歳クラスの子供、また住民税非課税世帯の0歳〜2歳クラスの子供の利用料が無料になりました。
この幼児教育無償化制度ですが、プリスクールやインターナショナルスクール(英語の幼稚園)でも、認可外保育園として届出を行っているスクールであれば完全に無料ではありませんが、無償化の対象となります。
興味はあっても高額なイメージが強いインターナショナルスクール。対象になるのであれば検討も視野に入れたい、という方に費用についてなど詳しく説明していきます。
目次
- プリスクール、インターナショナルスクール(英語幼稚園)も認可外保育園として無償化の対象となる
- 対象施設にならないスクールもあるので注意が必要
- 無償化の対象者となるのは、「保育の必要性の認定」がある家庭
- プリスクール、インターナショナルスクールの費用を一般幼稚園と比較すると?
- インターナショナルスクールのアフターコース(週1回の習い事)や、サマースクールでも無償化の補助が受けられる
- まとめ
プリスクール、インターナショナルスクール(英語幼稚園)も認可外保育園として無償化の対象施設となる
プリスクールやインターナショナルスクールの幼稚園は、認可外保育園という扱いになり、一般の保育園や幼稚園のように完全無料ではありませんが、無償化の対象施設として授業料の一部が市区町村から補助されます。
認可外保育園の無償化で受けられる金額
3歳〜5歳児クラス 月額3.7万円まで無償
0歳〜2歳児クラス 住民税非課税世帯のみ、月額4.2万円まで無償
対象施設とならないスクールもあるので注意が必要
プリスクールであればどこの園も対象になるかというと、そうでない場合がある為注意が必要です。対象施設となるには、認可外保育施設として市区町村に届出をしており、認可外保育施設としての基準を満たしている必要があります。(※基準を満たしていない施設も5年間の猶予期間があります。2024年以降は注意が必要です。)
無償化の対象者となるのは、「保育の必要性の認定」がある家庭
今回の幼保無償化の補助を受けることができる対象者となるには、就労等一定の条件を満たし「保育の必要性の認定」を受ける必要があるため注意が必要です。条件は各市町村ごとに就労、疾病、などについて細かく規定があるため、該当するかどうかはお住まいの地域のホームページよりご確認ください。
ちなみに、私自身が運営を行っていたプリスクールがある愛知県名古屋市の場合、就労条件で言うと月64時間以上、が条件となっているため、週16時間程度(5時間/1日ぐらいのパートを週3〜4回)就労していれば条件を満たすことができます。
プリスクール、インターナショナルスクールの費用を一般幼稚園と比較すると?
それでは実際にこの無償化を受けて、プリスクールの費用がいくらぐらいになるかを、計算してみましょう。
例 | プリスクール 無償化なし | プリスクール 無償化あり |
授業料(月) | 65,000円 | 65,000円 – 37,000円 = 28,000円 |
教材費、指導関連費等(年) | 130,000円 | 130,000円 |
年間費用 | 910,000円 | 466,000円 |
3年間費用合計 | 2,730,000円 | 1,398,000円 |
無償化の対象となる費用は、保育料(授業料)のみとなります。プリスクールの一般的な費用が6〜7万円とすると、半額以下になると言うことがわかります。一般の幼稚園や保育園も、無償化が始まる前は月に2〜3万の保育料を払っていたことを考えると、保育料だけを見れば無償化前の幼稚園の費用と近い金額になったと言えます。
インターナショナルスクールのアフターコース(週1回の習い事)や、サマースクールでも補助が受けられる場合がある
一般の幼稚園や保育園に通いながら、インターナショナルスクールのアフターコースや、夏休みのサマースクールなどを検討される方も多くいらっしゃると思います。幼稚園の後に夕方通うアフターコース、または夏休みだけの利用であっても、無償化の対象となり費用の補助を受けられる場合があります。
これは、預かり保育として幼稚園の他に認可外保育園を併用する際に、11,300円を上限に補助が受けられるというものです。
まとめ
幼保無償化により、インターナショナルスクールの費用も半額ほどになり、無償化が行われる前の一般幼稚園とあまり変わらない費用で通うことができるようになりました。
インターナショナルスクールに興味はあるけれど、高額なイメージがあり選択肢に入れていなかったというご家庭も、この無償化制度がスタートしたことにより選択肢の1つと考えるご家庭がとても増えています。
せっかく保育園や幼稚園に長時間子供を預けるのであれば、自然な形で英語の基礎を身につけることができるインターナショナルスクール、プリスクールを利用しようと考える方が多いようです。
義務教育が始まる前の幼児期、お子様がどのような環境で過ごすかを考えるのはとても重要です。様々な選択肢がある今、どのような園を選ぶか、ぜひお子様にとってベストな選択を検討してみてください。