英会話教室とプリスクール、英語の教え方はどう違う?

皆さん、こんにちは。エイプリル イングリッシュアカデミー代表の林田です。子供向けの英会話教室と、インターナショナルプリスクールで一番大きな違いは、お子さんが通う時間の長さです。

英会話教室というと一般的に1回40〜60分ほどのレッスンで、英会話を学習するのに対して、インターナショナルプリスクールは、1日4時間〜8時間など長い時間、また週に何日もお子さんを預かり英語の環境で保育をする場所になります。

では、英会話教室とプリスクールではそれぞれどのように英語を教えているのでしょう?

単純に通う時間の長さが違うと言っても、教え方や内容に違いはあるのでしょうか?

英会話教室の英語の教え方

英会話教室では、短時間で英語を教えるため、フラッシュカードを使って単語を教えたり、英会話のフレーズ”What’s your name?”などを繰り返しリピートさせるなどして英語を少しずつ教えていくスタイルです。

多くのプリスクールでも、日本の幼稚園や保育園に通うお子様向けのアフタースクールコースがあり、これらのコースも週1回のみのレッスンであれば、英会話教室に似たスタイルで教えることが多いです。限られた時間の中で英語を教える場合、教え方はどうしても覚えさせる、暗記させるスタイルになります。

英会話教室で学ぶ際のポイント

お子様にとって、英語や外国人の先生と触れ合い親しむという意味ではとても良いですが、英会話教室に週1回(40〜60分ほど)通うだけで英語が喋れるようになる、上達が見えるというのはなかなか難しいでしょう。

英会話教室に習い事として通うのであれば、通わない日にも自宅で英語の曲を聞いたり動画を見たり、絵本を読んだり、様々な方法で英語に触れる機会を作るといいでしょう。

プリスクールの英語の教え方

プリスクールでは、日本の幼稚園や保育園と同じように集団生活を学んだり、お友達と一緒に色々な遊びをします。また運動会や発表会の様なイベントもあり、それら全てを英語のみの環境で行います。またカリキュラムやメソッドも様々なものがあり、それらのことを全て英語で学ぶので、自然な形で英語を理解し、だんだん話すようになります。

いきなり英語の環境に身を置いても意味がわからないのでは?と感じるかと思いますが、子供たちは毎日の園での生活の中で繰り返し聞く言葉やフレーズを体で覚えていきます。Sit down. と聞いただけでは意味がわかりませんが、みんなが座っている様子を毎日見て自分も真似る、そういったことを繰り返すうちによく耳にするフレーズを覚えていくのです。

また英語の読み書きやフォニックスも合わせて学習していく園が多いため、卒園する頃には簡単な文章の読み書きができるようになり、また簡単な言葉で話をしてあげれば、ネイティブの先生とも普通に会話ができる状態になるでしょう。

プリスクールで英語を学ぶ際のポイント

プリスクールに幼稚園や保育園として通い、平日長い時間を英語で過ごすのであれば、英語の学習を自宅で更に熱心に行う必要はないでしょう。

プリスクールに通い、更にご自宅でもあえて英語で話すように徹底しているご家庭をたまに見かけますが、日本語を必要とするお子様であれば、むしろご自宅では日本語の絵本の読み聞かせを行ったり、会話はしっかりと日本語で行う必要があると思います。

ご自宅で日本語を使っていれば、プリスクールに通っていてもあくまでも英語は第二言語としてバイリンガルを目指していくことができるでしょう。

まとめ

英会話教室(週1回1時間)と、プリスクール(週5回5時間)を比較すると、英語に触れている時間の長さは25倍も違うことになりますので、当然1年、2年経った時の英語の理解度は全く違います。

お子様にとっての英語学習方法は、とにかく色々な遊びの中に取り入れるなど、どんな方法でも構わないので毎日少しずつ生活の中に取り入れることが重要だと感じます。

英会話教室に通っていても全く上達しない、という意見を聞くこともありますが、週に1回では翌週にはすでに忘れていても仕方がないかな、というのが実際のところです。

ご家族が自宅で地道にコツコツと英語に触れる機会を作ることで、教室やスクールに通わずに英語が得意になるお子さんもいますので、ぜひご家庭に合った方法で英語を取り入れられるといいですね!