プリスクール卒園後、英語力を維持向上させるにはどうしたらいいの?

皆さん、こんにちは。エイプリル イングリッシュアカデミー代表 Nagataです。インターナショナルプリスクールに通い英語がペラペラになった子供たち。卒園して日本の小学校に通い始めると、あっという間に英語を忘れてしまうのでは、と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

一方で、今こんなにペラペラしゃべれるのだから、週1日程度英会話教室に通っておけばそれなりに英語力は維持できるだろうと考える方もいます。

私がプリスクールの保護者の方々とお話をしてみて、意外とイメージできていない方が多いと感じたのは、小学校に上がったあと英語に触れる時間がどれだけ減るかということです。

今まで幼稚園としてプリスクールに通っていた場合、少なくとも1日4時間以上、週5日、週20時間は英語漬けの生活をしていたわけです。

週1時間になれば、それが1/20になります。この状態が1年も続けば、かなり英語を忘れてしまっても無理はありません。

実際、私が見てきたプリスクールの卒園生や帰国子女のお子さんの中には、久しぶりに会うと英語が全く通じなくなってしまうケースも多いのです。

せっかく高い授業料と時間をかけて幼児期に英語の基礎を身につけたからには、今の英語力をキープし更に上達させていきたいですよね。

英語学習はどれだけ長い時間を費やすかが大きなポイントではありますが、他の習い事もあるので、放課後を英語だけに使うというのも難しい方が多いでしょう。

今までやってきたことが無駄になってしまうの?

どのように英語学習を継続していくのがベスト?

こんな悩みを抱えている方に、どのような方法で英語学習を継続していく方法があるか、数多くの卒園生のその先を見てきた私の経験をもとに、3つの例を紹介していきたいと思います。

英語力維持に効果的な3つの方法

1、インターナショナルスクール(小学校)に進学する

本格的に英語の道に進むのであればインターナショナルスクールに行くという選択があります。最近は、卒園後インターナショナルスクール(小学校)への進学を選ぶ方も増えてきています。

インターナショナルスクールへの進学は、もはや語学力の習得という目的だけでなく将来の教育目標や進路に大きく関わってくることですので、海外の学校へ進学するなどの将来設計に基づく選択肢となります。

多文化に触れられたり、日本とは違う海外の教育プログラムを受けられるというメリットもあります。

一方で、インターナショナルスクールへ進学するということは、日本の教育を受けないことになりますので、日本語力が伸びにくかったり、国内で進学する際に選択の幅が狭まるということがあります。

また学費についても高額になりますので、誰もが気軽に選択できるものではないかもしれません。

2、プリスクール卒園生用アフタースクール、英語学童保育

プリスクールには卒園生を対象としたアフタースクールクラスや、英語の学童保育を行っているところが多いです。小学校に通いながら放課後アフタースクールクラスや英語学童で過ごし、英語環境に身を置くのはとてもいい方法です。

ここで重要なのが、どのくらいの頻度で通うかです。私が感じたのは少なくとも1日2時間以上、週3回以上ぐらいは通わないと、維持していくのは難しいということです。

他の習い事が忙しい方にとっては、週3回通うのはスケジュール調整が難しいかもしれませんが、学童保育として長時間過ごすことが出来る方にとってはとてもいい環境だと思います。

3、オンライン英語

オンライン英語を受講し、週に何日か英語学習を行う方法です。

2)のアフタースクールや学童に週1〜2日しか通えないのであれば、オンライン英語を補足的に追加するのはとても効果があります。

オンライン英語のマンツーマンレッスンであれば、対面のグループレッスンより英語を話す機会も多く、苦手なスキルを個別強化することも可能です。また自宅で好きな時間にレッスンを受けることができるので、スケジュール調整もしやすいです。

2)の対面グループレッスンを週に数回受け、さらに空いている時間にオンライン英語を受けるというのが、私が考えるベストな継続方法です。

実際にこの方法で対面のグループレッスンと、オンラインのマンツーマンレッスンを組み合わせて英語学習を継続しているお子さんは、聞く、話す、読む、書く、をバランスよく伸ばしています。

注意点:

ここで押さえておきたいのが、英会話教室や英語塾に通うという選択です。

英会話教室はあくまでも習い事として英語を短い時間で教えることを目的としているため、プリスクールとは教え方が違います。また同じクラスで学ぶお友達との英語力に大きな差がある場合が多いので、適した環境の英会話教室を探すのは難しいかもしれません。

また日本語を使って英語を教える塾などは、スピーキングやリスニング力が衰えていく可能性もありますので、プリスクールを卒園したお子様にとっては、英語は英語で教わるのがいいでしょう。

まとめ

小学校に上がる年齢というのは、あらゆる面において子供が学習をする準備が整います。

5〜6歳のうちはまだまだ語彙も少ないですが、英語で会話をすることができるという基礎が身についている子供たちは、これから更に効果的な方法で英語学習を継続していけば、4技能をバランス良く、ぐんぐん英語力を伸ばしていくことができます。ご家庭の教育方針やスケジュールに合う、ぴったりな方法が見つかるといいですね!